投稿日:2009年8月3日 | カテゴリー:高校生済州文化体験事業
在日同胞子女高校生を対象にした済洲文化体験が7月31日から8月3日まで済洲特別自治道教育庁の主催で今年初めての試みとして行われた。この文化体験には関西、関東の道民協会より高校生13名が参加した。
この事業は参加者たちが済州の歴史と伝統文化を体験する事により、彼等に愛郷心を与え済州サラムとしての誇りを持たせるために行われた。
参加者たちは世界遺産である城山日出峰をはじめ名称、景勝地を訪ねたほか、済州道内で最高の進学校である済州科学高等学校などを訪問した。
また、現地では同年代の学生の家でホームステイも体験した。
奈良から参加した朴佳南さん(四天王寺高校2年)は、
「言葉の重要性を強く感じた。在日としてどちらの国の文化も知ることが大事だし、韓国の方と会うことが増えると思う。その時にはハングルで日本の文化も伝え、韓国の文化、歴史も再確認したいと思う。」
また、大阪から参加した李佳奈さん(帝塚山高校2年)は、
「何より一番楽しかったのが、現地の高校生の家にホームステイをしたことです。ホームステイは一番の不安の種でした。でもホームステイ先では辞書を片手に一生懸命日本語で話しかけてくれたし、周りの人たちも日本語は話せませんでしたが、仲良くなれて言葉の壁など感じないくらい楽しく、思い出深いものになりました。」
と感想を話した。